軽くなりたい

母の日に花束を贈りたかったけど、できなかった。花屋さんというのは不思議だ。きっといい人しかなれない。駅前にある花屋さんなんかはとくに不思議だ。電車の中で花束を持っている人がいると、おっ、と目が行く。花束を持っている人が、窓の外に目を向けていたりすると電車の中が監獄に見てくる。世界に人工物なんていらないよ

なぜ光を食べていきていけないのだろう。私も理想の世界の中で絵を食べて生きたかった。一日が朝と昼と夜に分かれていること自体はいい。人が男と女に分かれていることも別にいい。でも、物。人工物。なんでこんなものがあるんだ。おまけに機械、AI。なんだそれ。この世界は硬いし重いし複雑だ。そんなもの、いりますか?

正直早く肉体を脱ぎたい気もするけど、生まれてきたことにも訳があるんだろうな。一生文句だけを言っていたい気もするけど、この世界を好きにならなくちゃ始まらないものがあるのだろう。宿題っていう概念はきっと罠。自分にとってもっと大きな好き・嫌いを探そう