童心

雨が降っていて誰もいない公園のベンチに座ることは気持ちいい。濡れていないベンチを探すのが大変だけれど。滑り台も濡れていて滑れないし、ジャングルジムもつるつるになってるから、普段見かける子供たちも遊びに来ていない。

子どもたちは凄いと思う。子供たちは叱られながらも遊び続けるから凄い。大人は臆病だなぁと思う。大人は始終誰に叱られるかビクビクしてる生き物だ。なぜこうなってしまったのだろう。私たちは大人になった後になってからわざわざ童心を持ったままの人に憧れたりする。童心というのは火のようなもので、きっと一度消えたら再びおこすのは困難なエネルギーなんだ。だからそれを保ったままでいることはある種の才能と条件が必要で、大人になっても童心を保っているという事は、暴風の中で消えない炎があることのように奇跡的な事なんだろう。

もともと持っていたものに憧れなきゃいけないなんて、変な話だね